ニュース
電子
作成日：2010年5月10日_記事番号：T00022636
ＵＭＣ４月減収、先進プロセスの生産能力不足か
聯華電子（ＵＭＣ）が７日発表した４月売上高は、前月比1.68％減、前年同月比35.51％増の93億1,900万台湾元（約270億円）で、市場予測の95億元を下回った。業界では、先進プロセス製品の受注が満杯状態の中、生産能力の増強が需要拡大スピードに追い付かなかったことに要因があるとみている。８日付経済日報が報じた。
ＵＭＣは、第２四半期は設備稼働率が97～99％を推移し、ほぼフル稼働になると見込んでいる。また、シンガポール工場の65・55ナノメートル製造プロセスの生産能力を拡張した効果が、第２四半期に現れると予測している。
同社の５・６月売上高は95億～100億元を上回り、2007年11月以来の過去最高も期待できそうだ。
