ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）の４月連結売上高は、前月比7.4％増、前年同月比23.1％増の120億5,000万台湾元（約348億円）となり、市場予測を上回ると同時に単月で過去３番目を記録した。１～４月累計では前年同期比33.4％増の447億3,000万元だった。８日付工商時報が伝えた。
同社は５月の売上見通しについて、中国で労働節（メーデー）連休があり、これに合わせて４月中に顧客が在庫補充を行ったことなどから、前月比で若干減少すると予測。第２四半期通期では前期比５％減～２％増の311億～333億元との慎重な見方を示した。ただ、証券会社は４月の業績からみて同５～10％以上の増収となるとみている。
なお、第２四半期の利益について、平均販売価格（ＡＳＰ）が極めて安定し粗利益率が第１四半期同水準の56～57％を維持すると予測されることから、前期を上回る可能性も指摘されている。
