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円山大飯店のトップレスショー、「控えめ過ぎ」と観客ため息


ニュース 社会 作成日:2010年5月11日_記事番号:T00022640

円山大飯店のトップレスショー、「控えめ過ぎ」と観客ため息

 
 台北市の老舗5つ星ホテル、円山大飯店(グランドホテル)で10日、「わいせつ」か「芸術」かで議論を呼んでいた「上空秀(トップレスショー)」が、ついに上演初日を迎えた。この日はトップレスショー目当てに訪れた観客も多かったようで、客入りは380席の約7割とまずまず。中高年の台湾人客が大半を占め、中には90歳近い高齢男性の姿も見られた。

 ただ、登場したダンサーはわずか4人と少なく、トップレスのパフォーマンスにも、観客から「控えめ過ぎる」と失望の声も上がった。
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ショーのリハーサル風景。あくまで控えめに、ダンサーはトップレスにはならなかった(10日=中央社)
 
 円山大飯店のショーは台湾初の常設トップレス公演で、南アフリカ出身の西洋人ダンサーが、サルサやベリーダンス、フレンチカンカン、フラミンゴなどを披露する「馬伯楽(マーベラス)国際歌舞ショー」の一部。ダンサーは平均年齢23歳、平均身長165cmで、オープニング、中間、エンディングの3回、計約10分間にわたって行われる。 

 行政院労工委員会(労委会)は当面1カ月を観察期間とし、問題がなければ許可を延長する方針で、トップレスショーの内容が、事前に届け出た審査用ビデオの内容を超えていないかどうか、今後も抜き打ち検査を行うという。

 興行業者の芸衆国際娯楽によれば、客入りが5割以上の状態が続けば、現行の夜の部だけでなく、昼の部でも上演する計画だとか。なお、このトップレスショーは目下、5月22日まで上演が認可されており、チケットはVIP席2,000元、一般席1,500元。18歳以下の入場は厳禁されているほか、飲食も禁止となっている。

 鳴り物入りで始まったこのトップレスショー、台北のナイトライフの娯楽として定着できるのかどうか気になるところだ。