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南港区の国家バイテク発展園区、6月1日着工へ


ニュース その他分野 作成日:2010年5月11日_記事番号:T00022641

南港区の国家バイテク発展園区、6月1日着工へ

 
 馬英九総統は10日、台北市南港区から近く移転する国防部第202兵工廠の用地に建設が決まった国家生技(バイオテクノロジー)発展園区の予定地を視察し、6月1日に予定通り着工する意向を明らかにした。11日付聯合報が伝えた。

 予定地をめぐっては、作家の張暁風さんが新聞紙上で、湿地生態を保護すべきだとして、同園区の建設に反対していた。しかし、馬総統は「予定地は湿地には当たらない」として、着工にゴーサインを出した。その上で行政院に対し、民間による監督小委員会を設け、実際に湿地が開発で侵されることがないか監視してもらう仕組みを設けるよう指示した。

 国家生技発展園区は第202兵工廠の移転後の用地25.2ヘクタールのうち6.6ヘクタールに整備される。うち3分の2は国防部が既に開発中の用地で、残る3分の1は池や緑地となっている。

 建設に反対した張さんは馬総統から電話で直接説明を受けた後もなお、記者団の前でひざまずき、改めて建設中止を訴えた。