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台塑海運、ばら積みで3年内に業界首位も


ニュース 運輸 作成日:2010年5月11日_記事番号:T00022643

台塑海運、ばら積みで3年内に業界首位も

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑海運(FPMC)は、3年以内に所有船舶を76隻、積載能力815万トンまで拡大し、ばら積み海運で業界最大手となる可能性がある。11日付工商時報が伝えた。

 同社は現在、船舶45隻を保有し、積載能力は365万トンに達している。今後さらに31隻追加するほか、台プラグループがベトナム北中部ハティン省で建設を進めている製鉄所計画に合わせ、積載能力を船舶1隻当たり30万トンから50万トンに拡大する可能性もあり、全体の積載能力はさらに成長する見込みだ。

 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の王文潮董事長によると、主にグループ内の貨物輸送を請け負う台塑海運は、創業以来黒字が続いており、業界全体が金融危機の深刻な影響を受けた昨年もわずかながら黒字を保った。

 グループでは輸送事業の効率向上のため、台塑海運や台塑汽車貨運(フォルモサ・プラスチック・トランスポート)、麦寮工業区専用港管理などの関連企業を再統合することも計画している。