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国票金控、大都会人寿買収で株主分裂


ニュース 金融 作成日:2010年5月11日_記事番号:T00022647

国票金控、大都会人寿買収で株主分裂

 
 国票金融控股が米メットライフ生命の台湾法人、大都会人寿保険の買収を決めたことに関連し、大株主の間で対立が深まっている。11日付経済日報が伝えた。


 大株主のうち、耐斯企業集団(ナイスグループ)陣営の董事、監事は10日、記者会見を開き、大都市人寿を買収すれば、今後5年間で100億台湾元(約296億円)以上の損失が見込まれるとし、買収計画の撤回を求めた。同陣営は買収合意に際し、会計士が事実とは異なる価格意見書を提出し、董事会がその意見書に基づき買収決議を強行したと主張し、一連の行為は背任などの罪に当たると主張した。


 これに対し、買収推進派の洪三雄董事長陣営に属する美麗華大飯店、領航集団は11日に反論の新聞広告を掲載する予定だ。


 国票金控は6月に定時株主総会を開き、役員改選を行うが、買収推進派の持ち株比率は27%に達し、耐斯集団の7%を大幅に上回るため、株主総会で買収計画が覆る可能性は低い。