電源アダプタ最大手、台達電子工業（デルタ・エレクトロニクス）が10日発表した４月の連結売上高は、前月比12％増、前年同月比49％増の139億6,900万台湾元（約410億円）で、単月過去最高を記録した。電源アダプタ需要の高まりに加え、３月に傘下の受動部品メーカー、乾坤科技（シンテック）を吸収合併した効果が現れた。11日付経済日報が報じた。
デルタは第２四半期の見通しについて、機電製品は供給不足が続き、ノートパソコンやサーバー用電源、ディスプレイや発光ダイオード（ＬＥＤ）をバックライトに採用した液晶テレビ用インバーターなどの需要も好感している。特に太陽光発電用インバーター（ＰＶインバーター）は７～８月まで受注見通しが立っており、同社は第２四半期、前期比２けた増収、粗利益率20％以上を維持すると楽観している。
