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マイクロン派遣のイノテラ副総経理、プロセス転換遅延で更迭か


ニュース 電子 作成日:2010年5月11日_記事番号:T00022663

マイクロン派遣のイノテラ副総経理、プロセス転換遅延で更迭か

 
 DRAM大手、南亜科技と米マイクロン・テクノロジーの合弁会社、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)でこのほど、マイクロンが最高代表として派遣しているマイケル・サドラー執行副総経理(EVP)が米国本社に帰任することとなった。市場では、50ナノメートル製造プロセスへの転換が遅れていることで責任を問われたとの見方が出ているが、イノテラは「2年に1回の定期的な人事異動」とこれを否定している。11日付電子時報が報じた。

 マイクロンは12インチウエハー工場を米国(月産能力2万5,000枚)とシンガポール(同5万枚)に保有するが、8インチ工場は米国ではほとんど閉鎖し、日本工場(同2万枚)を残すのみとなっている。このため現段階で同社のDRAM生産の最大拠点は、13万枚の月産能力を持ち、マイクロンが50%の分配権をもつイノテラの12インチ工場となっている。

 こうした状況の中、プロセス移行が遅れ、最近のDRAM好景気でチャンスをつかめていないことが今回の人事異動につながったとみられる。後任にはマイクロン日本工場の生産管理部門幹部が就任する予定だ。