ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

TSMC4月売上高、過去最高の338億元


ニュース 電子 作成日:2010年5月11日_記事番号:T00022664

TSMC4月売上高、過去最高の338億元

 
 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が9日発表した4月の連結売上高は、前月比5.9%増、前年同月比50.6%増の338億900万元(約1,000億円)で、市場予測の330億元を上回り単月過去最高を記録した。川上のIC設計やIDM(垂直統合型の半導体メーカー)各社が、ハイシーズンの下半期に備えて在庫積み増しを行っており、受注が増加していることが要因だ。11日付工商時報が報じた。

 TSMCは現在、65・55および40ナノメートル製造プロセスの生産ラインがフル稼働のため生産能力増強を急いでおり、第2四半期は12インチで前期比13%、8インチで同2%の拡充が見込まれる。全体では同7%、8インチ換算で275万2,000枚規模の増強となる。

 なおTSMCは、第2四半期の売上高を1,000億~1,020億元と予測している。外資系アナリストによれば、第2四半期に台湾元為替レートの過剰な値上がりがなければ、予測を超える可能性もある。また第3四半期は中部科学工業園区(中科)と南部科学工業園区(南科)の12インチ新工場で稼働が予定され、さらに5~10%の成長が見込まれる。