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作成日：2010年5月12日_記事番号：T00022679
台糖の小売用砂糖、今年初の値下げ
台湾糖業（台糖）は11日、砂糖の国際価格が大幅に下落したことを受け、消費者向け少量包装の砂糖の小売価格を１キログラム当たり36台湾元から34元（約100円）に引き下げた。今年に入って初めての値下げで、下げ幅は5.55％。12日付経済日報が伝えた。
また大容量包装の砂糖も４月の１キロ当たり22.5元から21.6元へと引き下げた。年初来高値29.4元からの下げ幅は26.5％に達した。
ロンドンの砂糖相場では昨年の高騰を受け、今年初めに１トン当たり価格が750米ドルと過去30年で最高値を記録したが、現在は昨年第２四半期と同水準の450米ドルまで下がっている。
砂糖価格の引き下げは、これからハイシーズンに入る飲料業界などのコスト減につながる。低価格が強みの果糖メーカーには打撃となりそうだ。
