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聯成化学、DOP価格上昇で利益拡大


ニュース 石油・化学 作成日:2010年5月12日_記事番号:T00022680

聯成化学、DOP価格上昇で利益拡大

 
 可塑剤ジオクチルフタレート(DOP)の原料となる2―エチルヘキサノールのスポット価格が日韓メーカー工場の年次保守で上昇する中、石油化学原料メーカー、聯成化学科技(UPC)は長期契約で原料を確保しており、さらにDOP価格の上昇に伴い利益を拡大している。証券会社によると同社売上高は第2四半期7~10%成長が見込まれる。12日付工商時報が伝えた。

 中国市場では今年、ポリ塩化ビニル(PVC)の需要が8.5%成長し、PVCへの添加で軟性を高め用途を広げることのできるDOPも需要が6%成長、300万トンに達する見込みだ。DOPの第1四半期オファー価格は22%上昇、昨年11月末からでは37%上昇している。

 聯成は中国でのDOP年産能力を81万トンから来年には93万トンとする予定で、中国でのシェアを40%に拡大するとともに、DOPで世界最大手となる見通しだ。