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石化2大プロジェクト、行政院長が支援意思強調


ニュース 石油・化学 作成日:2010年5月12日_記事番号:T00022681

石化2大プロジェクト、行政院長が支援意思強調

 
 呉敦義行政院長は11日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(通称六軽)第5期事業と国光石化科技(KPTC)のプラントが環境影響評価を通過できるように全面的に支援していく方針を強調した。12日付工商時報が伝えた。

 両プロジェクトをめぐっては、環境影響評価の遅れなどから両社が計画断念を示唆するなど、政府との関係がぎくしゃくしていた。

 呉行政院長はまず、六軽第5期について、「政府の問題指摘に企業側が回答を示し、いったん審査を通過したにもかかわらず、環境評価委員から再びさまざまな問題が指摘されるのは企業にとって不公平だ」と指摘した上で、「環境保護と経済はバランスを取るべきだ」と強調した。

 また、KPTCに関しては、「台プラとは異なり川上部分を欠くため、政府による投資支援が必要だ」と述べ、台プラとKPTCが台湾石化業界でバランスの取れた成長を遂げることに期待感を示した。