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大同と中華映管、戦略提携先を模索


ニュース 家電 作成日:2010年5月12日_記事番号:T00022682

大同と中華映管、戦略提携先を模索

 
 大同集団の林蔚山董事長は11日、新製品発表会の席上、大同本体と同社系列の液晶パネルメーカー、中華映管(CPT)がそれぞれ戦略提携先を模索していることを明らかにし、「近く良い知らせがある」と語った。12日付工商時報が伝えた。

 大同と中華映管は先月、それぞれ約60%の減資を行っている。林董事長は大同の売上高は今年、前年比で30%増加し、中華映管は通年で黒字転換を果たすとの見通しを示した。

 林董事長は「パネル業界の業況はそれほどひどくない。ただ、生産能力が高過ぎるために株価が下落した。減資後の増資で戦略提携先を探している」と述べた。市場関係者の間では、大同は金仁宝集団、中華映管は韓国のサムスン電子が提携先としてささやかれている。

 大同の1~4月の売上高は前年同期比30.2%増の122億7700万台湾元(約360億円)、中華映管の同期売上高は同123.1%増の252億8,200万元だった。「9年連続無配」を指摘された林董事長は「できるだけ早く配当を出したい」と語った。