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美斉科技、車載電子製品などに事業シフト


ニュース 電子 作成日:2010年5月12日_記事番号:T00022692

美斉科技、車載電子製品などに事業シフト

 
 業態転換を進めるディスプレイ受託生産メーカーの美斉科技(JEAN)は、ディスプレイ生産部門の売却に伴い、社名を近く「新美斉」に変更し、車載電子製品、特殊モニター、不動産へと主力事業を変更していく方針を明らかにした。12日付工商時報が伝えた。

 同社は11日の定時株主総会で、液晶モニターと液晶テレビの受託製造事業を中国の液晶パネル大手、京東方科技集団傘下のディスプレイ製品受託生産メーカー、京東方視訊科技に売却することを決議した。

 京東方視訊科技は台湾で子会社設立の手続きを進めており、審査が順調に進めば、6月1日にも事業譲渡を完了する。美斉科技のディスプレイ研究開発部門は京東方視訊科技に移管され、美斉科技の陳修乾総経理が京東方視訊科技の総経理に就任する。

 一方、美斉科技は新規事業参入に向け、車載用モニターメーカーの蛍橋光電を最近、1億台湾元(約2億9,000万円)以下で買収している。また、医療用モニター、ゲーム機などの開発も進めている。ディスプレイ事業売却による収入の一部は不動産投資に充てる方針だ。