液晶パネル前工程の中国投資開放を受け、友達光電（ＡＵＯ）が経済部投資審議委員会（投審会）に申請している、江蘇省昆山での7.5世代工場建設計画について、黄重球・経済部次長は12日、「重要技術審査チームが５月末までに会議を開き審査する予定」と語った。この審査を通過すれば、ＡＵＯは６月にも認可を取得できることになる。13日付経済日報が報じた。
ＡＵＯは総投資額30億米ドルで、台湾パネルメーカー初の中国での前工程工場設置となる同計画を３月に申請したが、これまで審査終了時期の見通しは立っていなかった。
一次審査が行われた後、４月にＡＵＯは投審会から追加資料の提出が求められていたが、黄経済部次長はこの日、追加資料が提出されたことを明らかにしたため、今後、実質的な審査が加速する見通しとなった。
重要技術審査チームは、▽技術▽設備輸出方法▽経営形態▽業界への影響▽資金▽従業員雇用▽台湾経済への貢献──などについて審査する。
