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台湾の人口増加、「2017年に止まる」=内政部


ニュース 社会 作成日:2010年5月14日_記事番号:T00022729

台湾の人口増加、「2017年に止まる」=内政部

 
 内政部が13日に発表した人口統計によると、台湾の合計特殊出生率(女性1人が生涯に産む子供の数を示す指標)は昨年、1.03の過去最低を記録したことが分かった。これを受けて簡太郎・内政部政務次長は、「台湾は2017年に人口増加率が0%となる」との予測を明らかにした。なお、台湾の出生率はドイツの1.02に次いで世界2番目の低さだ。14日付中国時報が報じた。

 昨年は台湾の出生数が約19万1,000人で最低となったほか、「結婚すると配偶者を亡くして一生寂しく暮らすことになる」との言い伝えがある「孤鸞年」に当たったため、結婚したカップルの数も約11万7,000組で過去最低だった。なお今年は「虎年」だが、簡政務次長によると、「虎年」は前後2年に比べ結婚と出生数が低下するとのデータがあり、あまり期待できないという。

 また統計によると、昨年の台湾人の平均初婚年齢は男性が33.9歳、女性が30.3歳となった。晩婚傾向を反映して、30~44歳女性の出生率は前年比で若干上昇した。