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ECFAのアーリーハーベスト、自転車が対象リスト入りへ


ニュース その他分野 作成日:2010年5月14日_記事番号:T00022734

ECFAのアーリーハーベスト、自転車が対象リスト入りへ

 
 中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)におけるアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)対象品目に関連し、経済部関係者は13日までに、中高級自転車とその部品が対象に含まれる見通しとなったことを明らかにした。14日付工商時報が伝えた。

 台湾側は石油化学、紡織、自動車、自転車とその部品、機械、液晶パネルを対象品目に含めるべく、分野別に事務レベルの交渉を続けてきた。ただこのうち、交渉が順調に進んでいるのは自転車に関してだけという。

 台湾の大手自転車メーカーは既に中国市場に進出を果たし、低価格車種を現地生産している。しかし、中高級車種は台湾からの輸入に依存している。このため、自転車に対する関税(13%)が撤廃されれば、中国の富裕層向けの市場開拓に有利に働く見通しだ。

 一方液晶パネルは、中国側が難色を示している上、台湾にとってライバルは日韓であり、対象品目に含める差し迫った必要性がないため、最優先交渉項目から外された。