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信昌化工がブタンジオール参入、来年Q2工場稼動へ


ニュース 石油・化学 作成日:2010年5月14日_記事番号:T00022741

信昌化工がブタンジオール参入、来年Q2工場稼動へ

 
 信昌化工は製品の多様化を進めるべく、新たに有機溶媒の1,4ブタンジオール(BD)工場設置を計画している。2011年第2四半期の稼動予定で、年産2万5,000トン、年間20億台湾元(約58億円)の売り上げを目指す。14日付蘋果日報が伝えた。

 信昌化工によると、BDへの参入は年間3億7,000万元で工場棟を賃借して行う計画だ。新たに借り受ける工場は、BDのほか、マレイン酸(MA)および川下製品の生産ラインも備える。なおMA生産能力は、先ごろ完成した年産4万トンの工場と合わせて8万トンに増強され、うち4万トンをBD生産の原料として利用する考えだ。

 呂理堅・同社広報担当は、特殊化学品は参入ハードルが高いが粗利益が高く、川下製品と利益バランスを考慮しつつ生産調整を随時行えば、効率を最大化できると語った。証券アナリストは、同社BD工場は粗利益率が20%以上なら、3億~4億元の利益が見込めるとしている。