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圧延鉄鋼の燁輝、来年15%増収も


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年5月14日_記事番号:T00022742

圧延鉄鋼の燁輝、来年15%増収も

 
 圧延の鉄鋼製品最大手、燁輝企業の呉林茂総経理は、来年にも年産能力12万トンの鋼管の生産ラインが量産に入ることから、15%の増収を見込んでいる。昨年の売上高は265億台湾元(約780億円)だった。14日付経済日報が伝えた。

 証券会社によると、米国が中国製の鋼管に対する反ダンピング関税の課徴を仮決定したことなどで、米国市場での鋼管不足が予想され、燁輝の鋼管事業は生産能力拡大を経て爆発的に成長する可能性もある。

 呉総経理によると、同社は現在フル稼働で、金融危機前の水準まで回復している。7月分まで受注が立ち、中国で一時的な価格下落がみられるものの、先行きは楽観できるという。

 さらに、今年1月に中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の自由貿易協定(FTA)が発効したため、東南アジア向け製品を中国工場から出荷することで関税の支出を5%抑制でき、競争力が向上すると指摘した。