ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年5月14日_記事番号:T00022743
義聯集団(Eユナイテッド・グループ)は、ニッケルの国際価格高騰を受け、中断していたニッケル鉱山への投資計画を再開する。林義守董事長によると、既に海外の鉱山会社とニッケル製錬所への投資に関する交渉を進めており、年内に決定する見込みだ。14日付交渉時報が伝えた。
投資先はロシアやカナダ、フィリピンが候補に挙がっている。林董事長によると、規模は小さいもので数十億台湾元、大きいものでは100億元(約292億円)に達する可能性もある。
林董事長は、ニッケル価格の変動が激しくコストの見極めが難しくなっていると指摘しつつ、ニッケル製錬事業への投資が可能となれば、安定した原料確保が可能になるとの見方を示した。
義聯は過去にオーストラリアや米国で、ニッケル鉱山への投資に動いたが、現地の環境保護団体の反対や鉱山会社の提携条件が厳し過ぎたことなどから断念していた。しかしニッケル価格の激しい変動に加え、鉱山会社の思惑に左右され、安定した調達が難しくなっていることを受けて計画の再開を決定した。
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