高級車のメルセデス・ベンツおよびＢＭＷの主要輸入港となっている台中港はこのほど、同２ブランド車の５月の輸入台数は1,600台となり、単月としては過去２年で最多となるとの見通しを示した。同港の今年１～４月の輸入台数は前年同期比50％増の4,888台で、通年では8,000台以上と予測している。14日付工商時報が報じた。
台湾の自動車輸入は台北港と台中港に集中し、基隆港が少量を扱っている。輸出は台北港のみだ。
日本車やアウディ、フォルクスワーゲンなど欧州車の主要輸入港となっている台北港は、１～４月の輸入台数が126％増の１万3,600台だった。一方、輸出は30％増の6,000台で、台湾製造のフォード車、国瑞汽車が製造したトヨタ車、中華汽車工業の製造車両など、小型乗用車が主となった。
