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作成日：2010年5月14日_記事番号：T00022748
コイルの美磊科技、サムスンから受注
ＲＦコイルなど受動部品メーカー、美磊科技（ＭＡＧレイヤーズ・サイエンティフィック・テクニック）はこのほど、サムスン電子から受注を獲得し、サプライチェーン入りを果たした。14日付電子時報が報じた。
許正源総経理は13日、需要が旺盛で７月まで受注見通しが立っており、生産が追い付かないほどだと語った。第４四半期に平鎮工場（桃園県）の生産能力を増強するほか、来年春に昆山工場（中国江蘇省）を拡張する計画だ。
許総経理はまた、研究開発（Ｒ＆Ｄ）に３年をかけているチップ型コイルについて「今年中に実を結ぶ」と語った。市場では、同分野は日本のＦＤＫがリードし、村田製作所、太陽誘電も参入しているが、美磊科技が今後、一定のシェアを奪うと予測されている。
証券会社の予測によると、同社の2010年売上高は27億～28億台湾元（約79億～82億円）に達する見通しだ。
