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経建会主委に劉憶如氏、「黄金の10年実現に尽力」


ニュース 政治 作成日:2010年5月17日_記事番号:T00022765

経建会主委に劉憶如氏、「黄金の10年実現に尽力」

 
 馬英九政権発足後2年を契機に行われる経済・財政閣僚を対象とした内閣改造で、経済学者で中国信託金融控股・首席経済顧問の劉憶如氏(女性)が15日、行政院経済建設委員会(経建会)主任委員に就任することを取材を受けて明らかにした。就任に当たって劉氏は、「自由と開放を明確に打ち出す馬政権の経済財政政策は自身の理念と合致している」と話し、馬政権の掲げる「黄金の10年」実現に尽力する考えを強調した。16日付経済日報が報じた。

 経済学派としてはシカゴ学派に属する劉氏は、これまで一貫して自由で開放的な経済政策を主張しているが、「秩序ある、段階的な開放であるべきで、無目的な全面開放ではない」と強調した。海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結に関しては、「台湾は当然補完措置を講じるべき」と語った。

 なお、経済日報はきょう(17日)にも呉敦義行政院長が、劉氏の経建会主任委員就任を含む第二次内閣新人事を正式発表するとの見通しを伝えたが、注目点として李紀珠・現金管会副主任委員の入閣を取り上げている。劉氏と李氏は立法委員時代、理念の相違から対立し、今回李氏が入閣すれば再度「女の戦争」が勃発するとの懸念が持ち上がっている。