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高雄港、世界10大港湾復帰目指す【表】


ニュース 運輸 作成日:2010年5月17日_記事番号:T00022769

高雄港、世界10大港湾復帰目指す【表】

 
 高雄港は2年連続で世界のコンテナ港ランキングで上位10港から漏れるなど地位低下が目立つが、陽明海運(ヤンミン・ライン)が建設していた埠頭(ふとう)2カ所が予定よりも早く完成したほか、韓国の韓進海運が新たに埠頭2カ所の賃借契約を結んだことで、同港のコンテナ取扱量が来年は1,050万TEU(20フィート標準コンテナ換算)に達する見通しだ。関係者は世界ランキング10位圏内への復帰が視野に入ったとみている。16日付経済日報が伝えた。
 
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 陽明海運が建設している埠頭2カ所は当初、2011年末の完成予定で、12年から供用開始が見込まれていた。しかし、工期が大幅に前倒しされ、重機類の設置が6月末にも完了。10月にはテスト運用に入り、来年1月には供用を開始できる見通しとなった。供用開始後はコンテナ取扱量が年間120万TEU増加すると見込まれる。

 高雄港のコンテナ取扱量は、世界的な景気回復で今年1~4月は前年同月比13%増となり、1年6カ月ぶりの高水準となった。通年では900万TEUの達成が見込まれる。