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国泰傘下の中国損保、広東支社設置に認可


ニュース 金融 作成日:2010年5月17日_記事番号:T00022771

国泰傘下の中国損保、広東支社設置に認可

 
 国泰金融控股は14日、傘下の中国損害保険会社、国泰財産保険の広東支社設置について、中国の保険当局、保険監督管理委員会(保監会)の認可を獲得したと発表した。上海本部と、先ごろ営業を開始した福建支社に次いで中国3カ所目の拠点設置となる。これにより、同社の中国での進出範囲は長江デルタ地域および福建省・海峡西岸経済区(海西特区)から、珠江デルタ地帯にまで拡大、台湾系の同業他社を一歩リードした形だ。15日付工商時報が伝えた。

 国泰財産保険は、国泰金控傘下の生命保険在社、国泰人寿保険(キャセイライフ)と損保の国泰世紀産物保険の合弁で、2008年8月に台湾系損保として初めて中国への進出を果たした。

 国泰金控によると、広東省は中国の中でも経済の開放、および台湾からの企業進出が最も早くから進んだ地区で、現在2万社余りの台湾系企業を抱えている。このため国泰財産保険は広東支社設置後、まずこれら台湾系企業を中心に業務を展開し、サービス拠点を拡大していく考えだ。