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台湾中油設備のインドネシア移転、投資規模拡大へ


ニュース 石油・化学 作成日:2010年5月17日_記事番号:T00022775

台湾中油設備のインドネシア移転、投資規模拡大へ

 
 台湾中油は、閉鎖が予定される高雄石油精製プラントと第3ナフサ分解プラント(高雄県林園郷、三軽)の設備をインドネシアに移転した上での建設を検討している新プラントについて、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国でのタールや潤滑油需要が旺盛なことを受け、投資規模を従来計画の21億米ドルから30億米ドルまで拡大する考えだ。15日付工商時報が伝えた。

 朱少華・中油総経理は、現地に移設する第3ナフサの設備に関しては、川下顧客の確保が鍵となり、エチレン、プロピレン、ブタジエンなど主要石化原料が主な対象となるとしている。これに関連し、川下同業者にもインドネシアへの投資を打診したところ、中国人造繊維(中繊)や李長栄化学工業、台橡(TSRC)などの各社から前向きな回答が得られたという。

 現地に川下メーカーがともに進出する場合、中油の投資額はさらに6億~7億米ドルを上積みされ、総額38億米ドル程度となる見込みだ。