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中国液晶テレビ販売に陰り、価格競争激化の懸念も


ニュース 家電 作成日:2010年5月17日_記事番号:T00022780

中国液晶テレビ販売に陰り、価格競争激化の懸念も

 
 17日付電子時報によると、中国液晶テレビ販売市場は1~5月累計で1,100万~1,200万台規模にとどまる見通しで、通年予測の3,500万~3,600万台が下方修正を迫られている。下半期に購買意欲が急激に上向かなければ、楽観的な予測でも3,200万台確保がやっととの見方だ。なお販売価格も昨年3,300台湾元(約4万5,000円)だった32インチ機種が今年既に2,699元まで下がっており、5月1日からの労働節(メーデー)期間にはシャープやサムスン電子など海外ブランドが15~20%、中国地場ブランドが20%値下げしたことから、今後、さらに価格競争が激化すると予想されている。

 液晶パネルメーカーによると、今年の春節(旧正月)連休を含む1~2月の中国液晶テレビ販売台数は450万~500万台だったものの、労働節連休は200万~240万台にとどまり、5月は290万台とテレビ業者の目標の80%しか達成できない見込みだ。パネルメーカーは当初、10月の国慶節(建国記念日)連休を加えた3大需要期はそれぞれ400万台以上、通常月は平均200万台と予測していた。