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富士康で新たな自殺者、今年9件目


ニュース 電子 作成日:2010年5月17日_記事番号:T00022781

富士康で新たな自殺者、今年9件目

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下で香港上場の携帯電話受託生産メーカー、富士康国際(FIH)の深圳工場で14日午後10時50分ごろ、男性従業員(21)が宿舎7階の屋上から飛び降り死亡した。男性は安徽省出身で昨年11月に入社したばかりだった。富士康深圳工場では今月6日、11日にも同様の自殺があり、年初来では未遂を含め9件目となった。16日付中央社が報じた。

 現地警察の調べによると、男性の体には刃物で切った傷あとが4カ所あり、飛び降りた宿舎の屋上にも血痕が残っていたという。警察は男性が自分で切ったとみて自殺と判断し、具体的な動機を調べている。

 劉坤・富士康広報担当によると、これまで自殺を図ったのは、いずれも農村部出身で入社後20日~1年半と勤務歴の浅い従業員。恋愛や家庭内のトラブルが自殺の主な動機だという。このほか、富士康工場園区内で自殺を図ろうとしているところを止めたケースも、今年既に20~30件に上っていることを明かした。