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メディアテック、スマートフォンへの注力を宣言


ニュース 電子 作成日:2010年5月18日_記事番号:T00022816

メディアテック、スマートフォンへの注力を宣言

 
 IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の蔡明介董事長は、英フィナンシャル・タイムズの取材に対し、新興国での今後のスマートフォン普及を見込み、同製品市場の開拓を積極的に進めていることを明らかにした。特に中国市場では、4月だけでも携帯電話メーカー数百社とチップ供給契約を交わしており、中国第2世代(2G)端末向けでの圧倒的なシェアを、3G向けでも維持したい考えだ。18日付経済日報が伝えた。

 蔡董事長はインタビューで、テレビを除くあらゆる電子端末の価格は普及が進めば100米ドルを切り、さらには50米ドルを割り込むこともあると持論を展開。スマートフォンも例外ではないと語った。その上で低価格化が実現するには市場での製品シェアが30%を超えることが必要と指摘した。

 市場アナリストは、同社がスマートフォン向けチップに照準を合わせた事業展開を行うことで、ライバルのマーベルやブロードコムに大幅値下げを促したと指摘。スマートフォン単価は年内に100~120米ドルまで下がると予測している。