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USI、EVAペレットを量産へ【表】


ニュース その他製造 作成日:2010年5月19日_記事番号:T00022826

USI、EVAペレットを量産へ【表】

 
 台湾聚合化学品(USI)はこのほど、太陽電池産業向けに応用可能なエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(エチレン・ビニル・アセテート、EVA)ペレットの商業化に成功した。月産は100~300トンで、既に海外顧客向けの試験出荷を開始しており、来年から量産化を目指す。19日付蘋果日報が伝えた。
 
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 USIのEVAペレットは、現在川下業者が製品化し、太陽電池メーカーに認証を求めている段階で、認証が得られれば、量産化にもめどが付く。台湾のEVAペレットの需要量は現在年間3,000トンで、大半を輸入に依存している。

 USI幹部は「過去数年にわたり、太陽電池産業仕様のEVAペレットを生産してきたが、これまでは技術が一定レベルに達していなかったため、外部には公表していなかった」と説明した。

 EVAペレットは、接着材料、自動車部品材料、包装材料、成形材料、電線被覆材料などに幅広く使用される素材。台湾では台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)が昨年、工業技術研究院(工研院)と共同で太陽電池向けのEVA封止膜の開発に成功している。