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中国製過酸化ベンゾイル、AD関税を課徴


ニュース 石油・化学 作成日:2010年5月19日_記事番号:T00022830

中国製過酸化ベンゾイル、AD関税を課徴

 
 財政部は18日、中国製の過酸化ベンゾイルに対し、5月20日から最大57.28%の反ダンピング関税を課すと発表した。台湾が中国製品に反ダンピング関税を課すのは、タオル、靴についで3例目となる。19日付経済日報が伝えた。

 過酸化ベンゾイルは小麦の漂白などに用いられる化学品。今回の反ダンピング関税は、過酸化ベンゾイルを生産する育宗企業(高雄県湖内郷)の提訴に基づき決定された。

 財政部は昨年12月8日に中国製過酸化ベンゾイルを対象として、ダンピングの有無に関する調査に着手していた。その結果、ダンピング行為が認められたため、反ダンピング関税の適用が決まった。

 台湾は2008年に中国から過酸化ベンゾイルを25万7,000トン輸入した。中国製過酸化ベンゾイルの台湾におけるシェアは年々上昇しており、08年は81.37%に達した。