ニュース 電子 作成日:2010年5月20日_記事番号:T00022864
携帯電話端末大手のノキアは19日、EMS(電子機器受託生産サービス)への生産のアウトソーシング(外部委託)を再開すると発表した。ノキアは第3四半期以降、低価格機種でシェア奪還を図る動きを見せており、同社と関係が密接な鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FIH)は真っ先に恩恵を受ける見通しだ。20日付工商時報が伝えた。
FHIの最大顧客であるノキアは、金融危機の深刻化を受け、2008年第4四半期にアウトソーシングを中断していた。FHIは受注が先細りしていただけに、ノキアによるアウトソーシング再開は朗報となりそうだ。
携帯電話業界では、今年の端末販売量が前年比で10%以上伸びると見込まれ、ノキアがアウトソーシングを再開するのではないかとの観測が高まっていた。ノキアのアウトソーシング再開は、短期間に生産能力を大きく伸ばす狙いがあるとみられる。ノキアは08年時点で携帯電話端末の販売量の17%に当たる年50億米ドル相当のアウトソーシングを行っていた。
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