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作成日：2010年5月20日_記事番号：T00022867
鴻海の重慶工場、ノートＰＣ初出荷
鴻海精密工業が中国・重慶市に設立したノートパソコン工場から19日、初の製品出荷が行われた。工場のある西永微電子産業園区からの貨物を運搬する鉄道路線が同日開通したことに伴うもので、深圳・塩田港を経由して欧州市場に輸送する。20日付蘋果日報が報じた。
鴻海は重慶工場に10億米ドルを投資、４月から量産を開始している。現地メディアによると、鉄道開通により、重慶～深圳の所要時間が従来の116時間から53.5時間に短縮され、重慶～欧州は40日間から27日間へと輸送時間が大幅に短くなるという。
重慶市の人件費は沿海部より40～50％低く、鴻海にとってメリットは大きい。鉄道の開通式典に出席した郭台銘同社董事長は、園区内の学校および病院と、医療・教育の連携を強化する計画に協力することで提携契約を結んだ。また、重慶電子工程技術学院に表面実装技術（ＳＭＴ）設備を贈呈した。
