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国際収支、6四半期連続の黒字に【図】


ニュース その他分野 作成日:2010年5月21日_記事番号:T00022881

国際収支、6四半期連続の黒字に【図】

 
 中央銀行は20日、2010年第1四半期の国際収支黒字が134億米ドルだったと発表した。経常収支と資本収支はいずれも黒字だった。黒字計上は6四半期連続となる。21日付経済日報が伝えた。
 
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 経常収支は99億3,000万米ドルの黒字だったが、黒字幅は前期比11億5,000万米ドル縮小した。これについて中銀経済研究処の陳一端副処長は、「景気が腰折れしたことを示すものではなく、輸入の伸びが輸出の伸びを上回ったことによるものだ」と説明した。

 統計を細かく分析すると、機械輸入が前年同期比で73.8%伸びるなど、企業の長期投資意欲を反映する内容になっているという。また、中国向けと東南アジア向けの輸出がそれぞれ同94.6%、64.4%伸び、輸出拡大傾向は顕著だという。

 資本収支では、第1四半期は世界的に株価の変動が比較的激しく、資金流動が一段落し、台湾人による対外証券投資による資金収支は52億5,000万米ドルの純流出にとどまった。また、非居住者は逆に26億2,000万米ドルの純流入だった。