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ECFAの6月署名は困難か、陸委会が認識


ニュース その他分野 作成日:2010年5月21日_記事番号:T00022882

ECFAの6月署名は困難か、陸委会が認識

 
 行政院大陸委員会(陸委会)の劉徳勲副主任委員は20日、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)について、当初目標としていた6月の署名は困難になったとの認識を示した。21日付工商時報が伝えた。

 劉副主任委員は「今月末に予定されていた第3回交渉の時期が決まらず、アーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)の対象品目リストも固まっていない。対象品目をめぐっては中台間に見解差があり、第4回交渉が必要になりそうだ。このため、6月の署名は厳しくなった」と述べた。

 劉副主任委員は特にアーリーハーベストの対象品目リストについて、「内容には相当の食い違いがあり、第3回交渉を開く基礎も固まっていない状況だ」と指摘した。その上で、「対象品目は1回の交渉で話がまとまるとは考えていない」と第4回交渉実施の可能性を示し、「さまざまな分野のさまざまな項目で、いかに調整余地を見い出し、共通認識を形成するかが双方の努力方向となる」と強調した。