経済部統計処の20日発表によると、４月の輸出受注額が月次ベースで過去２番目、４月としては過去最高となる339億6,000万米ドルに達した。前年同月比では35.15％増。特に中国（香港を含む）向けは過去最高を更新し、同40.70％増の98億2,000万米ドルを記録した。21日付中国時報が伝えた。
馮田琪・経済部統計処副統計長は「５月には中国からの受注額が100億米ドルの大台に乗る可能性がある」と指摘した。一方で、ギリシャの財務危機が表面化している欧州では、消費マインドの低迷で、４月受注額が前月を11.04％下回る53億米ドルにとどまった。
品目別では携帯電話、パソコンの需要が旺盛だったため、情報通信製品の伸びが目立った。また、情報通信製品で欧州向けが最多だったほかは、いずれの品目も中国向けが最も多かった。
１～４月累計の輸出受注額は前年同期比45.21％増の1,261億3,000万米ドルだった。
