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国泰傘下の中国損保、福建支社オープン


ニュース 金融 作成日:2010年5月21日_記事番号:T00022886

国泰傘下の中国損保、福建支社オープン

 
 国泰金融控股傘下の中国損害保険会社、国泰財産保険は20日、福建省福州市で福建支社が正式に営業を開始した。陳謹洲・国泰財産保険総経理は「5年以内に沿海部での展開を完了し、内陸部にも拠点網を広げていきたい」との意向を語った。21日付工商時報が伝えた。

 国泰財産保険は、国泰金控傘下の生命保険会社、国泰人寿保険(キャセイライフ)と損保の国泰世紀産物保険の合弁。上海本部と江蘇支社に続き、福建に支社を設置した理由として「福建と台湾は海峡を挟んだ対岸にあり、台湾住民の8割がルーツを福建に持っているため文化や習慣が似ている。また、中央政府が海峡西岸経済区(海西特区)の発展を強力にサポートしており、高い可能性を秘めている」と説明した。

 なお、福建には既に損保が20社あり、競争が激しいのではとの懸念について陳総経理は、「市場はまだ発展の初期段階にあり、市民の保険に対する意識が高まるにつれ市場規模の拡大が見込まれる」と楽観的な見通しを示した。