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作成日：2010年5月21日_記事番号：T00022893
ＡＳＵＳ、液晶テレビから撤退か
21日付電子時報によると、華碩電脳（ＡＳＵＳ）が液晶テレビ市場からの撤退を内部決定したもようだ。
かつてＡＳＵＳは３Ｃ（コンピュータ、通信、家電）大手メーカーへの転換を目指し、液晶テレビをその最重点製品と捉えていた。また同社は液晶テレビでは、ハイエンド市場をターゲットとし、販売価格も日系ブランドと同水準としてきた。しかし市場の競争が激しく、さらに2008年第４四半期に同社初の赤字を計上した際は、業績悪化の最大要因に挙げられた。
市場では、ＡＳＵＳが経営を立て直すにはディスプレイ部門を廃止し、パソコンおよびマザーボード事業に専念することが不可欠との見方が出ていたが、同社はディスプレイ部門のうち比較的好調な液晶モニター事業を残し、液晶テレビの研究開発（Ｒ＆Ｄ）は廃止を決定したとの観測だ。
