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外国人労働者数36万人に回復、一部で人手不足も


ニュース その他分野 作成日:2010年5月24日_記事番号:T00022914

外国人労働者数36万人に回復、一部で人手不足も

 
 行政院労工委員会(労委会)の統計によると、4月末時点の外国人労働者数は前月比0.70%増の36万2,118人で、過去16カ月で最高だった。景気の回復に伴い受注が増え、一部業種では労働者不足が生じており、労委会は早ければ8月にも製造業3交代制職場での外国人新規雇用を条件付きで再度解禁する計画だ。23日付中国時報が報じた。

 統計によると、製造業の外国人労働者数は、前月比1.25%増の17万2,147人と、3交代制職場での外国人新規雇用を凍結した昨年年初以前の水準まで回復した。林三貴・労委会職業訓練局長によると、同措置は当時、金融危機の影響で台湾人による3交代制職場での就業意欲が高まっていたためで、外国人労働者数は2008年末~09年6月末に2万4,000人減少した。ただ同6月末を谷底に増加へと転じており、一部産業では既に外国人労働者の招聘(しょうへい)を再開しているもようだ。

 一方、看護などに福祉サービス業に従事する外国人労働者数は17万9,307人で、一貫して増加傾向が続いており、需要も高齢化や少子化の影響で、過去5年間に38%増えた。