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銀聯カードでの現金引き出し、6月に延期へ


ニュース 金融 作成日:2010年5月24日_記事番号:T00022917

銀聯カードでの現金引き出し、6月に延期へ

 
 中国のオンライン決済システム「銀聯(チャイナ・ユニオンペイ)」の加盟銀行が発行するキャッシュ・デビットカード「銀聯カード」による台湾での現金引き出し開始時期が6月にずれ込む見通しとなった。23日付工商時報が伝えた。

 銀聯の劉廷煥董事長らは当初、台湾の銀行間ATMネットワークを運営する財金資訊(FISC)、台湾銀行と共同で、今月25日に台湾で銀聯カードによる現金引き出し開始に関する記者会見を開く予定だった。しかし、何らかの原因で準備作業が遅れ、劉董事長らの台湾訪問も6月下旬以降に延期された。

 中台双方は手数料率など細部で既に合意に達しているが、決済窓口の所在地を台湾にするか、香港にするかなど技術的な問題で調整が難航している可能性があるという。

 これまでの交渉で、台湾で銀聯カードを使用する場合には、引き出し金額とは無関係に1回1米ドルの手数料を徴収することが決まっている。クレジットカードのキャッシング手数料が引き出し額の1.25~1.5%なのに対し、割安に設定された。