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グッドイヤー、台湾生産打ち切り


ニュース その他製造 作成日:2010年5月24日_記事番号:T00022921

グッドイヤー、台湾生産打ち切り

 
 米最大のタイヤメーカー、グッドイヤーの台湾法人、台湾固特異(台湾グッドイヤー)は21日、桃園工場の操業を7月末で終了して台湾での生産を打ち切り、今後は低コストの他国・地域で生産して台湾には輸入販売すると発表した。米国本社による決定で、コスト競争力を強化し、業界大手の地位をより強固にすることが目的だ。22日付工商時報が伝えた。

 桃園工場は2007年11月に3億台湾元(約8億4,000万円)を投じて生産能力を増強し、08年上半期から年産能力100万本分の操業を始めたばかりだった。当時は台湾でのタイヤ需要を年間約720万本と見積もり、16、17インチ以上の低扁平、高性能タイヤや、再生可能なシリコン材を使用したタイヤを生産し、台湾市場以外では、欧米向けに輸出すると発表していた。

 自動車市場は最近数年、縮小に見舞われたが、同工場は赤字に陥ってはいなかったため、突然の操業停止決定に業界に衝撃が走っている。グッドイヤーの生産打ち切りで、外資系タイヤメーカーのうち台湾で生産するのは、ブリヂストンのみとなる。