ニュース 電子 作成日:2010年5月24日_記事番号:T00022930
EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手の鴻海精密工業は、このほどヒューレット・パッカード(HP)が生産委託先を決めた来年のノートパソコン6機種のうち、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)と3機種ずつを受注したようだ。このほか鴻海は、これまで緯創資通(ウィストロン)が受託していたデルの商用ノートPC年間300万~350万台も受注し、来年3月から出荷するとの観測だ。24日付電子時報などが報じた。
HPはノートPCを年間数百機種販売しており、鴻海が今回6機種中の半数を受注したとしても、全体の受注比率を反映するとは言えない。しかし業界の見方によると、HPは現在、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、ウィストロンへの発注をクアンタ、鴻海に切り替えつつあり、2011年には同2社に英業達(インベンテック)を加えた3社が主力受託メーカーとなる見通しだ。さらに鴻海はインベンテックを抜いて受託量2位に浮上する可能性もあるとみられる。
市場予測によると、鴻海のノートPC出荷台数は10年が800万~1,000万台、11年には1,500万~2,000万台に拡大する見通しだ。
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