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サムスンがOLEDパネル増産、AUO・奇美も追撃


ニュース 電子 作成日:2010年5月24日_記事番号:T00022931

サムスンがOLEDパネル増産、AUO・奇美も追撃

 
 22日付工商時報によると、サムスングループ傘下で中小型液晶パネルを扱うサムスンモバイルディスプレイ(SMD)は、スマートフォンへの浸透が進む次世代有機発光ダイオード(OLED)パネルの需要が今後も旺盛とみて、生産能力を大幅に増強する。

 SMDは2兆5,000億ウォン(約1,900億円)をかけ、世界最大のアクティブマトリクス型有機EL(AMOLED)パネル工場を韓国の忠清南道湯井に建設する。2012年完成予定の同工場は、5.5世代ガラス基板ベースで月産7万枚。テレビ向けの大型パネルにも対応できるという。SMDはAMOLEDパネルの世界販売量は、2015年には現在の30倍に当たる6億枚まで成長すると予測している。

 一方台湾では、友達光電(AUO)が先ごろ、OLEDパネル生産計画を再開した。第3四半期には生産設備を搬入し、来年には中小型の量産に入る。奇美電子(チーメイ・イノルックス)は今後、低温ポリシリコンTFT(LTPS)を応用したOLEDパネルを今後の事業成長の軸の一つとする。