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日本のAV制作8社、中華電信を提訴


ニュース 社会 作成日:2010年5月26日_記事番号:T00022965

日本のAV制作8社、中華電信を提訴

 
 ワープエンタテインメント、ベガファクトリー、SODクリエイトなど日本のアダルトビデオ(AV)制作会社8社は26日、中華電信のマルチメディア・オン・デマンド(MOD)サービスが、日系制作会社の著作権を無視してAV作品を放送しているとして同社および呂学錦董事長ら経営幹部2人を著作権法違反で提訴するとともに、作品1本当たり500万台湾元(約1,400万円)、30本で計1億5,000万元の損害賠償を請求した。26日付工商時報などが伝えた。

 今回提訴した8社は、先月14日に記者会見を開き、中華電信に1カ月以内に現状を改めるよう求めていた。ただ今月15日になっても、依然として版権交渉もないまま放送が続けられていたため、提訴に踏み切った。中華電信は「当社はチャンネル枠を番組配信会社に提供する役割で、事前に番組内容の審査は行っておらず、AV制作会社の反応は理解できない」としている。

 なお、台湾では「AVは公序良俗に反するため著作権がない」との認識が存在することについて、原告の弁護士は「公序良俗に対する価値観は社会とともに変化するため、AV作品にも著作権を認めるべきだ」と主張した。