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有機農業の台朔環保科技、台プラ4社が13億元追加出資


ニュース 農林水産 作成日:2010年5月26日_記事番号:T00022968

有機農業の台朔環保科技、台プラ4社が13億元追加出資

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下で、有機肥料や有機野菜の生産を手掛ける台朔環保科技は25日、台プラグループ主要4社から13億3,200万台湾元(約37億円)の追加出資を受けると発表した。赤字を補てんし、財務構造を強化することが目的だ。26日付工商時報が伝えた。

 台朔環保科技は先ごろ、財務体質改善のため減資を行ったばかり。減資に続き主要4社の資本を注入し、さらに改善を進める。増資後の出資比率は経営状況の監督を行う南亜塑膠(南亜プラスチック)が24.66%、他の3社が22.24%。

 同社はグループ創業者、故王永慶氏の環境保護理念に基づき1999年に設立され、生ごみをリサイクルした有機肥料、およびこれを利用した有機野菜を生産する。また、「台梗九号米」など有機米の栽培にも事業を拡大している。

 台プラはグループ全体で生ごみの回収を推進しており、昨年台湾全土で回収された生ごみは72万1,000トンに上った。