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株式投資の待機資金、年初来最高に【図】


ニュース 金融 作成日:2010年5月26日_記事番号:T00022970

株式投資の待機資金、年初来最高に【図】

 
 中央銀行が26日発表した4月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)は前年同月比で17.9%の増加だった。ただ、伸び率は4カ月連続の低下となった。しかし、証券取引口座の預金残高は年初来最高の1兆2,300億台湾元(約3兆4,400億円)となり、中銀は「待機資金は不足していない。台湾株に欠けているのは相場への信頼感だ」と指摘した。26日付工商時報が伝えた。
 
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 中銀経済研究処の陳一端副処長は「外国人の台湾元預金、証券取引口座、普通預金の残高は増加を続けており、株式市場の資金は潤沢であることが分かる」と指摘した。このほか、4月に台湾元相場が上昇したことを受け、外貨定期預金の解約が目立ち、資金が台湾元の普通預金に預けられる傾向が見られる。この結果、4月末現在で普通預金残高は、3月末に比べ1,206億元増加した。