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台湾の投資環境、世界4位に上昇=BERI【表】


ニュース その他分野 作成日:2010年5月27日_記事番号:T00022997

台湾の投資環境、世界4位に上昇=BERI【表】

 
 米ビジネス環境リスク評価会社、BERI社が世界主要50カ国・地域を対象にまとめた最新の「投資環境評価報告」で、台湾の投資環境は4位となり、前回発表時(1月)の5位から順位を一つ上げた。台湾の総合評価は70ポイントと横ばいだったが、前回3位だったオランダが台湾と同点までポイントを下げたことがランクアップにつながった。27日付工商時報が報じた。
  
 同報告の評価項目のうち、台湾の「経営リスク」は世界5位(67ポイント)、「為替リスク」は同3位(84ポイント)で、ともにランクを一つ上げた。一方「政治リスク」同13位(60ポイント)で前回と同じだった。

 台湾の「経営リスク」は前回から1ポイント評価を上げた。同報告では、台湾は昨年、景気低迷や地震などの影響を受けたが、今年は政府が全土で進めるインフラ改善措置や景気回復に伴い、経営環境が明らかに改善していると指摘。来年は69ポイント、2015年には70ポイントまで上昇すると予測している。

 「政治リスク」については、中国との関係改善が進んだものの、米国からの武器購入が中国側の反発を呼んだとして評価は横ばいとなった。しかし間もなく海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結が見込まれることから、来年は評価が1ポイント上昇すると予測した。