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作成日：2010年5月27日_記事番号：T00022998
ＥＣＦＡ第３回正式交渉、６月に延期確定か
６月中の海峡両岸経済協力枠組み協議（ＥＣＦＡ）締結に向け、中台間で折衝が進められる中、５月末に予定されていた第３回正式交渉が６月にずれ込むことが確定的となったもようだ。アーリーハーベスト（関税の早期引き下げ）の対象品目リストに関する中台間の意見の相違が進度の遅れにつながっているようだ。27日付工商時報が関係者の話を基に報じた。
また中国国務院台湾事務弁公室（国台弁）の楊毅報道官は26日、スイス・国際経営開発研究所（ＩＭＤ）の「2010年国際競争力ランキング」で台湾の企業競争力が世界３位にランクされたことを挙げ、「台湾には台湾の強みがあり、こうした要素も加味して総合的に（ＥＣＦＡの）交渉を進めたい」と発言した。
この発言について台湾側の関係者は、「自国の劣勢な産業を保護したいとの立場から、今後の交渉への布石を打ったもの」と指摘した。
