遠伝電信（ファーイーストーン・テレコム）と中国の携帯電話キャリア大手、中国移動通信（チャイナ・モバイル）は26日、中国における格安のローミングプラン「遠伝台商99」を発表した。27日付工商時報が伝えた。
同プランでは、遠伝のユーザーが中国で同国内の電話にかける場合、通話料が１分1.99台湾元（約5.6円）となり、これまで業界最安だった亜太電信（アジア・パシフィック・ブロードバンド・テレコム）を含む競合他社の2.50～7.99元より割安になる。このほか、中国から台湾への通話料金も同3.99元で、競合他社の5.00～11.61元より安くなっている。
同プランは台湾系企業関係者が多い上海市、福建省、広東省、江蘇省で先行導入され、段階的に他地域にも拡大される。
中国移動は遠伝への出資を視野に入れており、今回の提携はそれに先駆けた初の業務提携となる。
