ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

マザーボードとノートPC需要期、到来がQ4にずれ込む懸念


ニュース 電子 作成日:2010年5月27日_記事番号:T00023013

マザーボードとノートPC需要期、到来がQ4にずれ込む懸念

 
 27日付電子時報によると、マザーボードやノートパソコンが例年需要期となる第3四半期、今年は欧州信用不安などの影響で受注が回復せず、ハイシーズン到来が第4四半期か来年までずれ込むとの懸念が出ている。

 パソコン用ICチップメーカーによると、マザーボード大手の技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)、微星科技(マイクロスター・インターナショナル)、精英電脳(ECS)は、第3四半期の末端需要について「良くて横ばい」とみている。華碩電脳(ASUS)はマザーボードとノートPCの第3四半期出荷目標を下方修正し、発注も減らしている。

 ノートPC受託生産大手は第3四半期需要について、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)と鴻海精密工業が楽観予測を維持しているが、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、緯創資通(ウィストロン)、英業達(インベンテック)は慎重な見方で、同期出荷は伸び悩む可能性が高いとみられる。

 IC設計業者も、顧客が供給量を確保するために必要以上の発注を行うダブルブッキング問題や欧州不安についてのリスクが低減し、中国における10月初旬の国慶節(建国記念日)連休に向けて9~10月の受注が大きく増えれば、ようやく需要期に入るとの見方を示した。